狭山商工会議所

メニューを閉じる×
狭山商工会議所 ロゴ

商工会議所について

令和5年年頭所感

新年おめでとうございます。令和5年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

今年の干支である卯は、その様態から躍進、飛躍の多き年であり、縁起の良い年と言い伝えられております。コロナ禍の約3年間、人々はコロナと上手に付き合うことで、様々な行動制限から解放され、新たな常態を構築してきました。ワクチン接種や新薬の開発も進み、重症化リスクも減少してきたことで、コロナに対する恐怖心も薄れてきたのではないでしょうか。しかしながら、この先もコロナが消滅することは恐らく無いと考えると、ウイズコロナの時代に適応した社会活動の変化は決して見逃してはならないと思います。そして、コロナ以前の活気を取り戻すには、一層の創意工夫と努力が必要であり、その努力が実を結ぶことで、景況も好転し皆様の事業所が、卯年の言い伝えにあるよう、躍進・飛躍する年になることを強く願っております。

新たな年の幕開けに、私なりの考えや令和5年の活動について、幾つかまとめてみました。

 

【世界情勢】

今、世界情勢は、終わりの見えないロシアによるウクライナへの侵攻、そしてこの侵攻に起因し、防衛力の強化や核への依存がますます高まり、国連の有用性も懐疑的な状況にあります。また、経済は米国をはじめ物価の上昇に歯止めがかからず、インフレの懸念は、まだまだ続くことが予想されます。この様な世界情勢を目の当たりにすると、今更ながら、中小企業とは言えグローバルな視点を持ち、企業経営に取り組まなければならないと思います。その為には、グローバル人材の育成が急務と考えます。

 

【パートナーシップ構築宣言】

今、全国の商工会議所は、物価上昇・人件費高騰等による、製品への価格転嫁が円滑に行われるよう、「パートナーシップ構築宣言」を推進しております。これは、取引の適正化を宣言し、適切な価格転嫁であればサプライチェーン全体で協力し合い、容認するものとお考えください。宣言を行うことで、相互扶助の精神とクリーンな企業イメージにも繋がります。既に約15万社以上が登録をされており、今後ますます増加する傾向にあります。また、一部の補助金制度に関しては、宣言事業者は補助金審査での加点措置が講じられております。ネットで登録ができますので、「パートナーシップ構築宣言」で検索し、内容をご確認の上、登録を是非検討してください。今の時代、共存共栄への取り組みは不可欠だと考えます。

 

【コロナウイルス感染症】

狭山商工会議所では、新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的に行政と連携し、ワクチンの優先接種や接種確認証の発行などを手掛けてきましたが、昨年末、行政と連携し医療用コロナウイルス抗原検査キットの販売を実施しました。ドラッグストアなどで販売されている研究用のキットとは違い、この検査キットで陽性判定が出た場合、軽症者は発熱外来を受診せず、ネットを使って埼玉県の確定診断登録を行う事で、必要な支援が受けられる様になります。事業所内のクラスター発症を未然に防止するとともに、コロナウイルス感染者による医療機関のひっ迫防止にも繋がります。各事業所におかれましては、医療用検査キットの常備・活用をお薦めします。

 

【企業誘致】

昨年、狭山工業団地の拡張に伴い移転されて来られた、デンソー三共さんの開所式に伺いました。近代的で素晴らしい工場を見させていただき、大変参考になりました。行政では、大手企業の誘致に力を入れておりますが、狭山市が豊な町であり続けるためには、やはり企業誘致は必要不可欠と考えます。ただ、小規模の企業でも、将来性のある革新的な技術を有する企業はたくさんあります。狭山商工会議所が指定管理を受託している、インキュベーションセンター21の入居者も、その可能性を秘めた事業者が多数入居していると聞いております。小規模企業の誘致に至っても率先して取り組んでいただけるよう、行政とも緊密に連携を図りたいと考えております。

 

【商業観光の変遷】

昨年は、狭山市の一大イベントである、入間川七夕まつりが実施されました。コロナ禍を考慮しての開催と言うことで、露天商の出店や花火などのイベントは実施せず、規模縮小での開催でありましたが、予想を上回る来場者数に驚きました。入間川七夕まつりの知名度の高さを改めて感じました。しかしながら、この3年間で地域の住環境等も様変わりしたことにより、従来の七夕まつりの内容や趣を変える必要がありそうです。時代の変遷とともに、入間川七夕まつりも少しずつ変化してきましたが、今年は一つの転機を迎えそうです。元来、七夕まつりは商店街が創り出した、商業と観光の一体化によるお祭りです。狭山市には多くの観光資源がありますので、七夕に限らず、観光資源の利活用により地域の商業振興を図って行ければと思います。

 

【理想的な都市づくりを目指して】

狭山市は、2つの大きな工業団地を有し、幾度となく県内工業出荷高第1位になるなど、産業都市として発展し続けてきました。そして工業団地の造成から半世紀が過ぎましたが、振り返ると先人達が創られた強固な産業都市基盤のお陰で、財政も安定し、住工分離型の緑豊かな住みやすい環境都市へと変貌を遂げてきました。例えれば、「半世紀前に蒔いた種が立派に成長し、たわわに実った果実を毎年安定して収穫できるかの如く」と言えるのではないでしょうか。これからの狭山市を、自他ともに認める理想都市に築き上げるには、先人達の努力を見習い、豊かで安心・安全に暮らせる住環境や産業都市として更に発展していくための種まきを、行政と経済界が一体となり行動に移すことが肝要であると考えます。

今、私が思う将来を見据えた種まきは、国道・県道沿線地帯の遊休地などを転用し、企業や公共性の高い施設の誘致に利用することが、地域経済の発展に繋がる最も有効な手段であると思います。そして、この種を実らせるためには、行政との協働が不可欠です。

 

 

社会情勢や中小企業を取り巻く外部環境は、目まぐるしく変化しておりますが、商工会議所としては、これに対応すべく、本年もDXの推進やSDGsへの取組支援、事業承継や事業再構築にかかる個社支援等、様々な施策を講じ、地域事業者を全力でサポートしてまいります。

結びに、皆様にとって、本年が実り多き年となりますよう願いを込めて、私からの年頭のご挨拶とさせていただきます。

 

寄稿一覧はこちらから

さやまウェブ

SPONSERスポンサー

Copyright(c) The Sayama Chamber of Commerce & Industry. All Rights Reserved.